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世界最高のセンターバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング11~15位。輝きを失った名手、トップレベルを走り続けるベテランとは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

12位:パウ・トーレス(スペイン代表/ビジャレアル)

パウ・トーレス22
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年1月16日
市場価格:5000万ユーロ(約60億円)
20/21リーグ戦成績:33試合2得点2アシスト

 ビジャレアル生え抜きのCB、パウ・トーレスは2016年にトップチームデビュー。翌年はレンタルで加入したマラガで主力として活躍すると、復帰した19/20シーズンにはスタメンに定着した。瞬く間に成長を遂げると、2021年6月に行われたユーロ2020(欧州選手権)、さらに7月から行われた東京五輪(東京オリンピック)で全試合に出場。今ではスペイン代表に欠かせない存在となっている。

 パウ・トーレスは身長192cm・体重80kgと大柄なCBだが、プレーに重さが全くない。スペイン人らしい「テクニック」を持ち、前線からプレスに来た相手FWを華麗にかわす。さらに左足から繰り出される長短の「パス」精度も高く、その一振りでチャンスを作り出せる技巧派CBだ。

 そして最大の特徴は、87を記録した「IQ」だ。パウ・トーレスは常にピッチ全体を見渡し、戦況を把握。状況に応じて「パス」と「ドリブル」を使い分け、中盤まで運んで試合をコントロールすることもできる。もちろん対人守備でも強さを見せる。特に「空中戦」には強く、能力値は「85」を記録。長身と「フィジカル」を活かして相手を上からねじ伏せる。

 パウ・トーレスはまだ25歳。今回は12位となったが、成長著しいこの男はトップ10の選手らに劣らない能力を兼ね備えている。数年後に世界最高のCBの1人となっても不思議ではない。

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