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世界最高のセンターバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング11~15位。輝きを失った名手、トップレベルを走り続けるベテランとは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

11位:チアゴ・シウバ(ブラジル代表/チェルシー)

チアゴ・シウバ22
【写真:Getty Images】


生年月日:1984年9月22日
市場価格:250万ユーロ(約3億円)
20/21リーグ戦成績:23試合2得点0アシスト

 ACミランとパリ・サンジェルマン(PSG)で数々のタイトルを獲得した世界最高峰のCBの1人、チアゴ・シウバは2020年8月にチェルシーへ加入した。同選手は今年で38歳を迎えるが、実力はまだまだ健在。試合展開の激しいプレミアリーグにも難なく適応し、衰えを感じさせないプレーでチェルシーを支えている。

 アグレッシブな守備を見せるこの男は、強靭な「フィシカル」を活かし、対人守備や「空中戦」で圧倒的な強さを誇る。それらに目が行きがちだが、チアゴ・シウバがキャリア終盤を迎えても最前線で戦えているのは、能力値で「92」を記録するほどの高い「IQ」を持っているからだろう。

 広い視野と優れた観察眼を持つチアゴ・シウバは、相手の次の行動予測に長けている。そのため対応が早く、慌ててカバーに入ることはほとんど無い。高精度の「パス」能力と「テクニック」も有し、ボールを奪ってから的確にパスを配給して攻撃へ繋げることもできる。

 前述したようにチアゴ・シウバは今年で38歳。年齢的にはかなりのベテランだが、ピッチ上では大きな欠点になっていない。現代サッカーではCBもよりテクニカルになりつつあるが、この変化にも適応できている。この男は引退まで世界トップレベルを走り続けるだろう。

【了】

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