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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング6~10位。 欧州で名を上げた遅咲きのレフティー 、SBの完成形と言われる男とは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:リュカ・ディーニュ(フランス代表/アストン・ビラ)

ディーニュ22
【写真:Getty Images】


生年月日:1993年7月20日
市場価格:3000万ユーロ(約36億円)
20/21リーグ戦成績:30試合0得点7アシスト(エバートン)

 かつてパリ・サンジェルマンやローマ、バルセロナでプレーしたリュカ・ディーニュは、2018年にエバートンへ加入した。それまではあまりチャンスに恵まれてこなかったが、イングランドで定位置を掴んだこのレフティーは、ついに本領を発揮。プレミアリーグで名を上げた同選手は、今冬に3000万ユーロ(約36億円)でアストン・ビラに移籍している。

 ルカ・ディーニュ最大の武器は、その左足から繰り出される高精度のキックだ。卓越した「パス」スキルを持つこの男のクロスは、まさに絶品。さらに、ピッチのどこからでも繰り出されるロングパスは攻撃の起点となり、多くのチャンスを演出している。

 高精度のキックが最大の武器であることは間違いないが、ディーニュの能力値の中で最高値の「84」を記録したのは、「テクニック」だ。狭い局面でもボールを失わずに、高精度のキックを繰り出せるのは、高い足元の技術があるからだろう。

 攻守でバランスの取れたディーニュには、ほとんど欠点がない。見ての通り、どの項目においても能力値に差はなく、全て高水準となっている。選手キャリア的には、今が絶頂期。スティーブン・ジェラード監督の下でさらなる成長ができれば、トップ5入りも不可能ではないだろう。

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