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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング6~10位。 欧州で名を上げた遅咲きのレフティー 、SBの完成形と言われる男とは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

6位:マルコス・アクーニャ(アルゼンチン代表/セビージャ)

マルコス・アクーニャ22
【写真:Getty Images】


生年月日:1991年10月28日
市場価格:1500万ユーロ(約18億円)
20/21リーグ戦成績:30試合1得点2アシスト

 
 母国でキャリアをスタートしたマルコス・アクーニャは、2017年夏にスポルティングCPへ移籍した。ウイング、サイドハーフ、サイドバックと左サイド全域でプレー可能なこの男は、1年目から主力として活躍。ポルトガルで評価を高めると、2020年夏にセビージャへ移籍を果たした。現在ではアルゼンチン代表でも主力となり、コパ・アメリカ2021では28年ぶりの優勝に貢献した。

 アクーニャの能力値の中で、最高値となる「88」を記録したのが「テクニック」だ。「スピード」もあるが、このレフティーは南米の選手らしい細かいタッチの「ドリブル」で相手DFを翻弄。キックの精度も高く、正確なクロスやロングパスでチャンスを演出する。
 攻撃はもちろんだが、守備意識も非常に高い。豊富な運動量と鍛え上げられた「フィジカル」を活かし、90分間通してハードワークを続ける点が、左サイド全域でプレー出来る要因とも言えるだろう。
 
 ハードなプレーはこの男の特徴だが、危なっかしいプレーやすぐ相手の挑発に乗る点は改善が必要だろう。今年で31歳を迎えるこの遅咲きレフティーは、一発退場はないが、今季すでに6枚のイエローカード受けている。より冷静に、安定したパフォーマンスをみせることができれば、クラブの順位と共に自身の評価も上がっていくだろう。

【了】

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