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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング6~10位。 欧州で名を上げた遅咲きのレフティー 、SBの完成形と言われる男とは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

8位:ルーク・ショー(イングランド代表/マンチェスター・ユナイテッド)

ルーク・ショー22
【写真:Getty Images】


生年月日:1995年7月12日
市場価格:4200万ユーロ(約50.4億円)
20/21リーグ戦成績:32試合1得点5アシスト

 サウサンプトンの下部組織出身のルーク・ショーは、わずか16歳でトップチームデビュー。12/13シーズン途中からスタメンに定着すると、瞬く間に不動の存在となった。そして2014年、プレミアリーグでその才能を示した同選手は、18歳にして3750万ユーロ(約45億円)という巨額の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれた。

 卓越した「テクニック」と「スピード」を持つショーは、相手DFに囲まれようと難なく突破する。「パス」スキルも高く、左足から繰り出されるクロスは高精度。アーリークロスやペナルティーエリア深くからのグラウンダークロスだけでなく、華麗なアウトサイドパスなど、多彩な「パス」を操ってチャンスを演出する。

 さらに、強靭な「フィジカル」も持つショーは「守備力」も高い。前線の選手に「スピード」で劣らないため、DFラインの裏に抜けられても瞬時にカバーできる。対人守備にも長けており、1対1でこの男を抜き去ることは容易ではない。

 サイドバックの完成形とも言われるショーが8位となったのは、度重なる怪我による影響が大きいだろう。同選手はマンUに加入以降、何度も負傷離脱を繰り返し、1シーズン通して安定した活躍がみせられていない。この負傷癖がなければ、間違いなくトップ5に入っていただろう。

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