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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング6~10位。 欧州で名を上げた遅咲きのレフティー 、SBの完成形と言われる男とは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:ロビン・ゴセンス(ドイツ代表/インテル)

ゴセンス22
【写真:Getty Images】


生年月日:1994年7月5日
市場価格:3500万ユーロ(約42億円)
20/21リーグ戦成績:32試合11得点6アシスト(アタランタ)

 7位に入ったロビン・ゴセンスは、これまで異色のキャリアを歩んできた。今ではドイツ代表にも選出されているが、18歳まではVfLレーデという小さなクラブでプレーした。17歳の頃にフィテッセに引き抜かれると、オランダでキャリアを積んだ同選手は、2017年にアタランタへ加入。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の下で左ウイングバックに抜擢されると、その才能が開花した。

 ゴセンスは90分間上下動できる豊富な運動量と「スピード」を武器に、積極果敢に攻撃参加する。優れた「テクニック」で相手DFを切り裂き、正確なクロスや「パス」でチャンスを演出することはもちろん、強烈なシュートと「空中戦」の強さを活かしてゴールも量産。昨季は、ウイングバックながらリーグ戦11得点6アシストを記録した。

 もちろん「守備力」も高く、強靭な「フィジカル」で対峙する相手選手をねじ伏せる。ハイボールも難なく対処。地上戦、「空中戦」ともに強さをみせるゴセンスは、攻守で左サイドを制圧する。

 ゴセンスは攻守において隙が無い。だが、現代サッカーでサイドバックに求められるゲームの組み立てという面では、課題があると言える。この点が向上すれば、この男の評価はさらに上昇していくだろう。

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