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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング16~20位。日本のレジェンドに憧れた男、ポルトガルが生んだ超逸材とは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

16位:マルコス・アロンソ(スペイン代表/チェルシー)

マルコス・アロンソ22
【写真:Getty Images】


生年月日:1990年12月28日
市場価格:1500万ユーロ(約18億円)
20/21リーグ戦成績:13試合2得点0アシスト

 幼少期からレアル・マドリードのカンテラ(下部組織)でプレーしたマルコス・アロンソは、2010年にトップチームデビューを果たした。しかし、その後の出場はなし。チャンスを得ることが出来ず、同年7月に退団。その後、様々なクラブを経て2016年にチェルシーへ加入すると、ブレイクを果たした。

 マルコス・アロンソ最大の武器は、高精度のキックだ。アーリークロスやグラウンダークロスなど、左足から繰り出される全ての「パス」が正確無比。「攻撃力」が高く、非凡な「テクニック」を持ち合わせているため、巧みに相手をかわせるこの男はあらゆる局面からチャンスを演出する。

 守備面では対人守備に優れ、強靭な「フィジカル」と長い足を活かしたディフェンスで相手をシャットアウト。身長189cm・体重81kgと、サイドバックの選手の中では大柄なため、「空中戦」でも強さをみせる。

 欠点を挙げるとすれば、「59」となっている「スピード」だろう。単純なスピード勝負では、アジリティが高い選手に劣ってしまう。だが、前を向かせない守備や「スピード」に乗る前にスライディングで刈り取るなど、相手の得意とする状況に持ち込ませない守備は、この男の強みだ。こうした自分の苦手な状況に持ち込ませない立ち回りが、プレミアリーグで速さを強みとする選手たちと渡り合えている要因だろう。

【了】

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