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バルセロナに何が起きている? 19年ぶりの本拠地連敗。機能しない攻撃と不安定な守備の原因とは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第32節、バルセロナ対カディスが現地時間19日に行われ、0-1でホームチームが敗れた。バルセロナは14日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝2ndレグ、フランクフルト戦に続きホームで敗戦。19年ぶりのカンプ・ノウでの2連敗を喫した。これまで好調だったチームはなぜホームで格下に敗れてしまったのだろうか(文:阿部勝教)


19年ぶりの2連敗

バルサ
【写真:Getty Images】

 一体バルセロナはどうしてしまったのだろうか…。

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 4日前にUEFAヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝2ndレグ、フランクフルト戦を戦ったバルセロナは、スタメン4人を変更。ジェラール・ピケとペドリは負傷により、この試合を欠場することとなった。

 カンプ・ノウに格下カディスを迎えたバルセロナは、試合序盤からボールを保持。ウスマン・デンベレを中心とした攻撃で相手ゴールに何度も迫っていた。

 データサイト『WhoScored.com』によると、前半のバルセロナのシュート本数7本に対し、カディスはわずか1本。さらに、ホームチームのボール保持率は76%と、この数字を見るだけでもバルセロナが主導権を握っていたことがわかるだろう。

 しかし、チャンスを決めきれずに0-0で前半を終えると、後半開始わずか3分でチャンスを決められてしまった。

 失点後、バルセロナはピエール=エメリク・オーバメヤン、アダマ・トラオレ、ルーク・デ・ヨングといった前線の選手を投入。3-4-3にフォーメーションを変えて猛攻を仕掛けた。

 しかし、この策も実らず。バルセロナは相手の引いた守備を崩し切ることが出来ずに0-1で敗戦。カンプ・ノウで屈辱的な19年ぶりの2連敗を喫した。

 14日に敗れたEL・準々決勝2ndレグでフランクフルトに敗れるまで、バルセロナは公式戦15試合負けなし。11勝4分けと絶好調だったが、一体なぜ格下相手に敗戦を喫してしまったのだろうか。

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