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バルセロナが“ブスケッツ封じ”にも屈しなかった理由。ワールドクラスの技術を持つ2人の怪物とは【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第34節、バルセロナ対マジョルカが現地時間1日に行われ、2-1でホームチームが勝利した。バルセロナはこれでホームでの連敗が3でストップ。重要な役割を果たしたのは、あのベテラン二人だった。(文:小澤祐作)


ホームでの連敗をストップ

バルセロナ
【写真:Getty Images】

 4月24日に行われたラージョ・バジェカーノ戦で0-1と敗北。バルセロナはこれで、屈辱的なカンプ・ノウでの公式戦3連敗ということになった。ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝敗退後、モチベーションの部分も影響しているのだろう、チームの勢いは完全に消えてしまったと言わざるを得ない。

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 そんな中迎えたマジョルカ戦で、バルセロナは2-1と勝利を収めた。これでカンプ・ノウでの連敗はストップ。ひとまず、安心といったところだろうか。

 立ち上がりからバルセロナペースだった。元日本代表監督ハビエル・アギーレ率いるマジョルカは守備時5バックを採用し、ボールに対し積極的に寄せる姿勢も見せたが、組織力は皆無。どちらかというと個人個人で戦っている印象が強かった。

 当然、それではバルセロナは止まらない。25分にはジョルディ・アルバの見事なフィードにメンフィス・デパイが抜け出し、最後は右足でゴールネットを揺らして先制点を奪った。

 バルセロナはその後、ジェラール・ピケがプレー続行不可能となるアクシデントに見舞われたが、流れは自分たちに傾いたまま。54分にはセルヒオ・ブスケッツが左足でゴールを奪い、マジョルカを突き放した。

 79分、バルセロナはアントニオ・ライージョに1点を返されるが、同点ゴールは与えず。2-1のまま試合終了のホイッスルを聞くことになった。

 では、ここまで簡単にゲームを振り返ってきたが、バルセロナが勝利を収められた大きな要因は、果たしてどこにあったのだろうか。

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