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世界最高の右ウイングは誰だ! サッカー選手RWG能力値ランキング6〜10位。世界屈指のドリブラー、絶頂期を迎えたイタリアの未来とは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

9位:ニコロ・ザニオーロ(イタリア代表/ローマ)

ザニオーロ22
【写真:Getty Images】


生年月日:1999年7月2日
市場価格:3300万ユーロ(約39.6億円)
20/21リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト

 2016年にヴィルトゥス・エンテッラの下部組織に加入。17歳でセリエB(2部)デビューを飾ると翌年にインテルへ移籍を果たしたが、同クラブではトップチームでの出場機会がなく、2018年にASローマへ移籍することとなった。ここで覚醒した同選手は、クラブのバンディエラであるフランチェスコ・トッティやダニエル・デ・ロッシの後継として台頭した。

 サイドやトップ下を主戦場とするザニオーロは、卓越した「テクニック」で相手を翻弄。「ドリブル」に瞬間的な速さはないが、強靭な「フィジカル」も兼ね備えるこの男は片手で相手を抑え込み、サイドを駆け上がる。

 キック精度も高く、シュートは強力。またGKを華麗にかわすチップキックなど、多彩なシュート「テクニック」も有している。サイドチェンジする正確なロング「パス」やチャンスを演出するスルー「パス」など、その左足の一振りで戦況を変えることが出来る。

 先に「フィジカル」は強靭と記したが、ザニオーロは怪我に悩まされている。ローマに加入以降、シーズンを通して負傷離脱がなかったのは18/19シーズンのみ。19/20シーズン以降は十字靭帯断裂に悩まされ続けている。この怪我がなければ、この男は今頃世界有数のスター選手となっていただろう。

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