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世界最高の右ウイングは誰だ!サッカー選手RWG能力値ランキング11〜15位。ビッグクラブが狙う逸材、ブラジルが誇る万能型FWも(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

14位:ハフィーニャ(ブラジル代表/リーズ)

ハフィーニャ
【写真:Getty Images】


生年月日:1996年12月14日
市場価格:4500万ユーロ(約54億円)
20/21リーグ戦成績:30試合6得点9アシスト

 母国ブラジルのアヴァイの下部組織出身であるハフィーニャは、プロデビュー前の16年夏に渡欧。ポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスに加入し、プロキャリアをスタートさせた。ポルトガルで結果を残すと19年夏にスタッド・レンヌに引き抜かれ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位フィニッシュに貢献した。20年夏に“鬼才“マルセロ・ビエルサ率いるリーズに加入するとさらに評価を高め、現在はバルセロナやバイエルン・ミュンヘンといったビッグクラブが触手を伸ばしている。

 ハフィーニャの代名詞となっているのが「スピード」と「テクニック」を活かした「ドリブル」だ。いずれの能力値はWGの選手の中でもトップクラスであり、「スピード」は「91」、「テクニック」は「83」、「ドリブル」は「85」といずれも非常に高い数値を叩き出している。

 この強烈な「ドリブル」を活かしたカットインからの左足のシュートがハフィーニャの十八番であり、得点力にも非凡なものがある。2021/22シーズンはエースのパトリック・バンフォードが怪我の影響で戦列を離れる期間が長くなっているが、その中でチーム最多となるゴールを決めており、フィニッシャーとしても計算できる選手である。

 176cm、58kgということからもわかるように体の線はかなり細く、「フィジカル」系の能力には不安を抱えている。「45」となっている「空中戦」はWGの選手でワーストクラスの能力値となっており、そもそも相手選手と競り合う機会は稀である。だが、こうした「フィジカル」系の能力に頼らないプレースタイルを既に確立しており、足下でボールを受けることさえできれば前を向いて果敢に仕掛け、相手チームに致命的なダメージを与えることができる。

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