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日本代表 2年前

サッカーU-21日本代表、全選手紹介。すでに日本代表経験者も!? U-23アジアカップに参戦、パリ五輪を目指す若き才能たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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内野貴史
【写真:Getty Images】



内野貴史(うちの・たかし)
生年月日:2001年3月7日(21歳)
所属クラブ:フォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ)
主な国際大会出場歴:ドバイカップU-23(2022)

 ジェフユナイテッド千葉の育成組織出身ながら、高校卒業と同時にドイツへ渡り、地道にキャリアを積み上げてきた。そして今季加入したフォルトゥナ・デュッセルドルフでトップチームデビューを果たし、ブンデスリーガ2部に2試合出場した。左右両サイドバックのみならずボランチにも対応する万能性や誰とでも渡り合える物怖じしないハートの強さが際立つ。今年3月に初めて世代別代表に選ばれた“逆輸入”戦士は、国を背負って戦うことに対するプライドと責任感も非常に強い。

木村誠二
【写真:Getty Images】

木村誠二(きむら・せいじ)
生年月日:2001年8月24日(20歳)
所属クラブ:モンテディオ山形
主な国際大会出場歴:ドバイカップU-23(2022)

 負傷で辞退したセレッソ大阪の西尾隆矢に代わって追加招集された長身センターバックだ。今季はFC東京からの期限付き移籍でモンテディオ山形に所属している。昨季後半戦に当時J2のSC相模原へ武者修行に出て試合経験を積み、チームに不可欠な存在へとたくましく成長を遂げた。しかし、今季は山形で序盤こそレギュラーを担いながら、3月下旬以降は出番を失っている。それでも長身を生かした空中戦の強さのみならず、抜群のスピードやフィード力も備えており、センターバックとしての潜在能力は大きい。

加藤聖
【写真:Getty Images】

加藤聖(かとう・ひじり)
生年月日:2001年9月16日(20歳)
所属クラブ:V・ファーレン長崎
主な国際大会出場歴:ドバイカップU-23(2022)

 左足から多彩なキックを繰り出す超攻撃的左サイドバック。タイミングを見たオーバーラップや正確なクロスは世代屈指のクオリティを誇る。セットプレーのキッカー候補でもある。三戸舜介と同じJFAアカデミー福島出身で、プロ1年目の昨季からV・ファーレン長崎でコンスタントに出場機会を得て評価を高めた。守備面の課題を克服すれば鬼に金棒だ。

馬場晴也
【写真:Getty Images】

馬場晴也(ばば・せいや)
生年月日:2001年10月24日(20歳)
所属クラブ:東京ヴェルディ
主な国際大会出場歴:U-17W杯(2017)、ドバイカップU-23(2022)

 度重なる膝の怪我を乗り越えた不屈の男は、今季から東京ヴェルディのレギュラーに定着。ワイルドな風貌にぴったりなパワフルなプレーでディフェンスラインを引き締める。身長180センチとセンターバックとしては背が低いものの、空中戦では自分よりも背の高い選手に競り勝つ強さを見せる。2017年のU-17ワールドカップでフィル・フォーデンらを擁する同世代のイングランド代表の強さを目の当たりにしたメンバーの1人でもある。

半田陸
【写真:Getty Images】

半田陸(はんだ・りく)
生年月日:2002年1月1日(20歳)
所属クラブ:モンテディオ山形
主な国際大会出場歴:AFC U-16選手権(2018)、U-17W杯(2019)、ドバイカップU-23(2022)

 各世代別代表の常連で、U-17ワールドカップではU-17日本代表のキャプテンを務めた経験も持つチームリーダーの1人だ。山形の育成組織に在籍していた2019年に高校2年生ながらプロ契約を締結し、プロ2年目の2021年にトップチームでレギュラーに定着。ユース時代はセンターバックだったが、プロ入り後は志願して右サイドバックに挑戦して飛躍的に評価を高めた。安定した対人守備でディフェンスラインを引き締めるだけでなく、スムーズな攻撃参加で前線にまで厚みをもたらせる貴重な存在。

畑大雅
【写真:Getty Images】

畑大雅(はた・たいが)
生年月日:2002年1月20日(20歳)
所属クラブ:湘南ベルマーレ
主な国際大会出場歴:U-17W杯(2019)

 右利きだが、所属する湘南ベルマーレでは主に両ウィングバックとしてプレーしている。U-21日本代表では左サイドバックが主戦場になりそうだ。最大の魅力は圧倒的な加速力を生かした攻撃参加で、無尽蔵のスタミナでサイドを上下動し続ける。今大会のチームメイトでもある清水エスパルスの鈴木唯人は、市立船橋高校時代の同級生でもある。

鈴木海音
【写真:Getty Images】

鈴木海音(すずき・かいと)
生年月日:2002年8月25日(19歳)
所属クラブ:栃木SC
主な国際大会出場歴:AFC U-16選手権(2018)、U-17W杯(2019)、ドバイカップU-23(2022)

 U-15時代から世代別代表の常連で、2018年にはAFC U-16選手権優勝に貢献。高校3年生だった2020年に中学時代から在籍してきたジュビロ磐田でプロ契約を締結した。今季は育成型期限付き移籍で栃木SCに所属し、シーズン序盤から主力として出場機会を得ている。試合経験を積むことでボール奪取力に磨きがかかっただけでなく、苦手だったビルドアップも大きな進歩を遂げている。スペースに立つ味方めがけた刺すような鋭い縦パスは必見だ。

チェイス・アンリ
【写真:Getty Images】

チェイス・アンリ
生年月日:2004年3月24日(18歳)
所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)
主な国際大会出場歴:ドバイカップU-23(2022)

 尚志高校時代に大きな注目を浴びた特大スケールの逸材は、卒業とともに海外挑戦を決断。ドイツの名門シュトゥットガルトと契約を結び、現地へ渡ってトレーニングを積んでいる。サッカーを本格的に始めたのが中学からと経験が浅く、センターバックとしては様々な局面で荒削りさをのぞかせるが、その一方で潜在能力は計り知れない。細かい戦術的スキルを磨き、ボールを扱う技術を高めて、どんな状況でも落ち着いてプレーできるようになれば将来的には日本代表を背負って立つような存在になれるはずだ。

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