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森保一監督「失点は私の責任」。サッカー日本代表、山根視来のパスミスはどう捉えるべきなのか?【キリンカップサッカー2022】

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

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森保一
【写真:田中伸弥】



山根視来のパスミスが失点につながったが…

【日本 4-1 ガーナ キリンカップサッカー2022】

 キリンカップサッカー2022の第1戦が10日に行われ、サッカー日本代表はガーナ代表に4-1で勝利を収めた。



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 唯一の失点は43分に生まれた。相手のプレッシングによって自陣深くに押し込まれた際、DF山根視来のパスがカットされたところがきっかけとなった。

 森保一監督は「視来とあのプレーの判断についてまだ話していませんので、本当にあそこにパスを出そうとしたのか、違うところに出そうとして思ったところにいかなかったのかは、私もちょっと判断しかねるところがある」と語った。

 しかし、山根を責めるのではなく「失点自体は私の責任」だと森保監督は言う。なぜだろうか。

「ただクリアにするだけではなくて、守備から攻撃のところでできるだけボールをつなぐ、マイボールで一度ボールを保持しながら攻撃を組み立てることはトライしてほしいと選手たちに試合前のミーティングで話しました」

 もちろん山根に対しては「失点にはつながっていますし、本人に改善してほしい」と述べる一方で、「選手たちが恐れずに勇気を持ってチャレンジしてくれたことは評価したい」と相手のプレスを恐れることなくパスをつなぐ選択をしたことに理解を示した。

「ボールロストしたから失点になりましたではなく、パラグアイ戦も、今日のガーナ戦も、ブラジル戦のPKを与えたシーンもそうですけど、やはりボールをつなぐことはしっかりやっていかなければ、勝つ確率は上がらない。そこにはもっともっとトライしてほしいということと、かつロストしてカウンターを受けた時に絶対に守れるようにしていきたいなと思います」

 もし今回のようなパスミスが起きて相手のカウンターを食らっても、そこで守り切る力をチームとして養っていくこと。ガーナ戦の失点は、より小さなミスが敗戦のリスクとなるワールドカップ本大会に向けて、山根にとっても日本代表にとってもいい教訓となるものだった。

(取材・文:舩木渉)

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【了】

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