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マンチェスター・ユナイテッド、最高の補強は? 21世紀ベスト移籍ランキング1〜5位。赤い悪魔の歴史を担ったスターたち

シリーズ:21世紀ベスト移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

4位:ブルーノ・フェルナンデス

ブルーノ・フェルナンデス
【写真:Getty Images】


生年月日:1994年9月8日
移籍金:6000万ユーロ(約85億円)
在籍期間:20年冬~
リーグ戦成績:87試合36得点24アシスト

 シーズン途中の補強がこれほど見事に効果を表す例はそう多くない。2020年1月にユナイテッドがチームに迎え入れたポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスは、まさに“大当たり”だった。

 ユナイテッドへの移籍前のフェルナンデスは母国の強豪スポルティングCPに在籍し、中盤の選手でありながらFW顔負けのペースでゴールを量産する活躍をみせていた。非常に評価の高い選手ではあったが、それでもプレミアリーグでこれほどのパフォーマンスをすぐに発揮できると予想する者は多くはなかったかもしれない。

 ボーナスを含めれば最大8000万ユーロ(約114億円)という巨額の移籍金でユナイテッドに加入すると、デビュー直後からゴールやアシストを量産。移籍から1年間で、史上初となる年間4度のプレミアリーグ月間最優秀賞を受賞するなど圧倒的な活躍を見せ続けた。

 移籍後初のフルシーズンとなった2020/21シーズンにはMFながらもプレミアリーグ3位の18得点、アシスト数は2位タイの12という“ダブル二桁”を達成。2021/22シーズンはPKキッカーをクリスティアーノ・ロナウドに譲ったことやチーム全体の低調もあり数字を落としたが、ユナイテッドにとって欠かせない存在であることに変わりはない。

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