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南野拓実はモナコ史上2人目のアジア人選手に。10番を背負い活躍した韓国代表FWとは?

text by 編集部 photo by Getty Images

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パク・チュヨン
【写真:Getty Images】



モナコの10番を背負ったパク・チュヨン

 リバプールに所属していた日本代表MF南野拓実は、フランス1部モナコへの完全移籍が現地時間28日に発表された。モナコにとっては初の日本人選手であり、アジア出身選手はクラブ史上2人目となる。



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 過去に唯一モナコに所属していたアジア人選手とは、韓国代表FWパク・チュヨン。2008年に韓国のFCソウルからモナコへ移籍して欧州での挑戦をスタートさせ、3年間在籍することになった。

 パク・チュヨンはモナコで背番号10を背負ってレギュラーとしてプレーし、1年目の2008/09シーズンにはリーグ戦31試合に出場して5得点。2年目には27試合で8得点と数字を伸ばした。

 2010/11シーズンにはPK4本を含めて12ゴールを記録し、チーム得点王となる。モナコの成績自体は振るわず、35年ぶりの2部降格という失意を味わったが、パク・チュヨン個人としては高い評価を受けたシーズンとなった。

 2011年夏にはリールへの移籍が濃厚となっていたが、移籍市場最終日にメディカルチェックをキャンセルするという騒動を起こしてアーセナルへ電撃移籍。イングランドの強豪クラブへとステップアップを遂げたが、結果的にはこの選択は失敗に終わり、アーセナルでほとんど出場機会を得ることはできなかった。

 アーセナルからはスペイン1部のセルタ、英2部のワトフォードへとレンタルされたが目立った結果は残せず。サウジアラビアを経て韓国へ復帰し、36歳となった現在もプレーを続行している。

 パク・チュヨンがモナコで残した成績は公式戦103試合出場で26得点14アシスト。南野が今後モナコで長くプレーしていくとすれば、これらの数字を上回ることもひとつの目標となるかもしれない。

【了】

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