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無駄遣いは? リバプール補強診断。過去5年の獲得選手を5段階でチェック。南野拓実の評価、近年の大失敗補強とは?

シリーズ:過去5年の補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

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チームを強くする手段の1つとして重要なのが「補強」である。その全ての補強が成功するに越したことはないのだが、チームの戦術にフィットする可能性が高いとされていた選手であっても失敗に終わるケースもある。今回はリバプールが2017/18シーズンから2021/22シーズンにかけての5シーズンで獲得した全選手の補強成功度をA~Eの5段階評価で評価する。※成績は7月20日時点、『transfermarkt』を参考。



【写真:Getty Images】

A評価(チームを変えた補強)


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FW:モハメド・サラー(エジプト代表)
生年月日:1992年6月15日
加入年:2017年夏
移籍金:4200万ユーロ(約50.4億円)
通算成績:254試合156得点63アシスト

 ユルゲン・クロップ現体制の成功は、モハメド・サラーなくしてあり得なかっただろう。3度のプレミアリーグ得点王に1度のアシスト王を獲得するなど点取り屋、そしてチャンスメイカーとして前線に君臨し、長らくタイトルから遠ざかっていたクラブに数多くの栄冠をもたらした。

DF:アンドリュー・ロバートソン(スコットランド代表)
生年月日:1994年3月11日
加入年:2017年夏
移籍金:900万ユーロ(約10.8億円)
通算成績:224試合8得点52アシスト

 サイドバックに高い攻撃力と運動量を求めるリバプールにおいて、彼ほどマッチするレフトバックは他にいないだろう。プレミアリーグでシーズン二桁アシストを通算3度記録しているほか、極めて怪我による離脱が少ないのも高評価に繋がっている。

DF:フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表)
生年月日:1991年7月8日
加入年:2018年冬
移籍金:8465万ユーロ(約101.6億円)
通算成績:181試合16得点11アシスト

 長らくリバプールが抱えていた“CB問題”を個人の能力で解決してしまった怪物だ。18年冬の加入直後から守備の要として最終ラインに君臨し、プレミアリーグ年間最優秀選手賞を受賞した2018/19シーズンはシーズンを通じて一度も相手選手にドリブルで抜かれなかった。

GK:アリソン(ブラジル代表)
生年月日:1992年10月2日
加入年:2018年夏
移籍金:6250万ユーロ(約75億円)
通算成績:183試合145失点

 念願のタイトル獲得に向けて“ラストピース”として迎えられたのがアリソンだった。2017/18シーズンにやや不安定なパフォーマンスに終ったロリス・カリウスに代わって正GKとなると、一対一の場面でのセービングや正確無比なフィードで最終ラインに安定をもたらした。クロップ政権において獲得した6つのタイトル全てがアリソン加入以降のものである。

MF:ファビーニョ(ブラジル代表)
生年月日:1993年10月23日
加入年:2018年夏
移籍金:4500万ユーロ(約54億円)
通算成績:170試合11得点8アシスト

 リバプール加入以降、世界最高のアンカーとしてファビーニョは数々のタイトル獲得に貢献している。加入直後こそ慎重な起用法となっていたが、一度レギュラーに抜擢されてからは不動の存在となっている。アンカーがベストであることは間違いないが、2020/21シーズンは怪我人多発の中でCBも務めるなどチームに欠かせない戦力である。

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