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脇坂泰斗「キャリアの分岐点だと思って」。カタールW杯出場への望みつなぐため「自分の力をピッチに置いてくるだけ」【E-1サッカー選手権2022】

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



脇坂泰斗が語ったサッカー日本代表定着への決意

 サッカー日本代表は24日、EAFF E-1サッカー選手権決勝大会の第2戦で中国代表と対戦する。



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 19日に行われた第1戦の香港代表戦は6-0の大勝。この試合で出番のなかった選手や、出場時間が短かった選手たちは中国代表戦でのアピールに燃えている。MF脇坂泰斗もその1人だ。

 香港戦は64分から出場して積極的にボールに絡み、終盤にかけてのテンポアップを大きく助けた。しかし、脇坂は「時間帯を考えながら、もう少しボールに迫るプレーが必要だったのかなというのが反省点」と自らのプレーに満足していない。

「ボールは1つなので。怖がらずにボールを受けることは自分の良さでもある。ボールを数多く受けて、2人、3人だけじゃなくて、周りの選手全員と繋がっていくことで攻撃の厚みやバリエーションが出てくる。いろいろな人と関わり合いながらプレーしたいと思います」

 脇坂が初めて日本代表としてプレーしたのは2021年3月の韓国代表戦だった。その後は試合に絡むことができず、カタールワールドカップアジア最終予選もテレビで見るしかなかった。それでも「常に応援しながら、自分が入ったらどうプレーするか、どういう選択をするのか、いろいろなことを考えながら見ていた」と脇坂は語る。

 そのイメージを具現化するのが、今回のE-1サッカー選手権だ。これまで日本代表で重要な役割を果たしてきた選手たちの中に割って入っていくには、彼らと違うか圧倒するような武器を見せつけなければならない。

 脇坂は「ラストチャンス、キャリアの分岐点だと思って、日本代表の優勝のために自分の力をピッチに置いてくるだけ」と固い決意を口にする。カタールワールドカップのピッチで戦う夢を叶えるため、静かに闘志を燃やす背番号14の躍動を楽しみにしたい。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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