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日本代表 2年前

大逆転はある!? サッカー日本代表、歴代W杯メンバー滑り込み選出5人。ギリギリで大舞台に臨んだ男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:小野伸二(フランスW杯)


【写真:Getty Images】


生年月日:1979年9月27日
フランスW杯成績:1試合0得点0アシスト

 小学生の時から「天才」と称された小野伸二は、清水商業高校卒業後の1998年に浦和レッズへ加入。デビュー2戦目の横浜フリューゲルス戦でさっそく得点を奪うなど、高卒ながらすぐに主力として活躍していた。その姿が当時の岡田武史日本代表監督の目に留まり、同年4月に行われた韓国代表とのワールドカップ共催記念試合に招集。64分にピッチに立ち、18歳という若さでA代表デビューを飾った。

 その小野は日本代表デビューから1ヶ月後の5月に行われた親善試合、チェコ代表戦とメキシコ代表戦にも出場すると、三浦知良や北澤豪といった選手らが落選する中、フランスW杯に挑む日本代表メンバーに選出された。この時点で日本代表での出場わずか3試合、合計プレータイム100分未満。まさに滑り込みでのメンバー入りだった。

 小野は初戦のアルゼンチン代表戦と2戦目のクロアチア代表戦でベンチを温めたが、3戦目のジャマイカ代表戦で名波浩に代わり途中出場。18歳と272日でのW杯出場は日本代表史上最年少記録で、今日に至るまで破られていない。ジャマイカ代表戦で与えられた出場時間はわずか12分と短かったが、相手の股を抜き左足でシュートを放つなど、存在感を放った。


【了】

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