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スペイン、ガラスの天才5人。栄光と苦悩…世界最高級の才能も怪我に泣いた男たち

シリーズ:ガラスの天才5人 text by 編集部 photo by Getty Images

イケル・ムニアイン

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【写真:Getty Images】


FW:イケル・ムニアイン(アスレティック・ビルバオ)
生年月日:1992年12月19日
スペイン代表:2試合0得点0アシスト

 名門アスレティック・ビルバオにて16歳の若さでプロデビューを飾ったイケル・ムニアインは、最年少デビュー記録や最年少ゴール記録などを立て続けにクラブの記録を更新した。デビュー早々にレギュラーに定着し、12年2月には19歳でスペイン代表デビューを飾っている。

 しかし、2014/15シーズン以降は負傷離脱を繰り返しており、15年4月には左膝の前十字靭帯を断裂、17年9月には右足の前十字靭帯を断裂している。これらの大怪我から復活し、18年11月には契約解除金を設けずにクラブと長期契約を締結した。スペインのクラブに所属する選手は通常、契約解除金というものを設けるが、ムニアインはこれを設定せず。他クラブへの移籍という選択肢を排除し、クラブに忠誠を誓った。

 19年3月には7年ぶりにスペイン代表に復帰。19年夏にマルク・スサエタが退団したことに伴い、2019/20シーズンからはビルバオの主将を務めている。22/23シーズンはクラブ通算500試合出場も間近に迫っており、昨今のサッカー界では珍しくなったワンクラブマンとしてプレーし続けている。

【了】

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