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ポルトガルの「ガラスの天才」5人。栄光と苦悩…世界最高級の才能も怪我に泣いた男たち

シリーズ:ガラスの天才5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:アンドレ・ゴメス

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【写真:Getty Images】


MF:アンドレ・ゴメス(元ポルトガル代表/リール)
生年月日:1993年7月30日
ポルトガル代表:29試合0得点5アシスト

 21歳でポルトガル代表デビューを果たし、優勝したユーロ2016(欧州選手権)では5試合に出場するなど注目される存在であったアンドレ・ゴメスだが、現在は怪我によって伸び悩んでいる。ベンフィカでプロデビューを飾ったゴメスは、2014/15シーズンから2年間過ごしたバレンシアでブレイクを果たした。

 16年夏にバルセロナに3700万ユーロ(約44億円)という高額な移籍金で引き抜かれたが、17年夏に就任したエルネスト・バルベルデ監督の下で構想外に。わずか2シーズンで活躍の場をイングランドのエバートンへと移している。

 バレンシア時代から度々足首の負傷を負っていたゴメスだが、エバートンへ移籍後はさらにその頻度が増すこととなった。最も大きな離脱となったのが2019/20シーズン、トッテナム戦でソン・フンミンに後方からタックルを受け、右足首の脱臼骨折と診断された。『Transfer Markt』によると、エバートンでは11度の負傷離脱を繰り返しており、2021/22シーズンはふくらはぎの負傷で約2ヵ月間の離脱を余儀なくされた。また、同シーズン中にラファエル・ベニテス監督が解任。新監督として就任したフランク・ランパード監督の下では殆ど出番が得られず、今夏にリールへレンタル移籍している。

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