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ドイツ代表は現体制で最悪…。サッカー日本代表戦2か月前、深刻な不調の原因とは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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UEFAネーションズリーグAグループ3第5節、ドイツ代表対ハンガリー代表が現地時間23日行われ、アウェイチームが0-1の勝利を収めている。昨夏のユーロ(欧州選手権)後に就任したハンジ・フリック監督の下では13戦で無敗をキープしていたドイツ代表だったが、なぜハンガリーに敗れてしまったのだろうか。(文:安洋一郎)




【写真:Getty Images】


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 ハンジ・フリック監督就任からの怒涛の8連勝から一転、強豪との対戦が増えた今年の3月からドイツ代表は勝ちきれない試合が続いている。直近のイタリア戦こそ4-2の快勝を収めたが、その前の4試合では全て1-1と得点力不足が露呈していた。

 勝ちきれなかったとはいえ、この1-1は決定的なチャンスを作るなど内容があった上での引き分けだったのだが、0-1で敗戦した今節はチャンスすらまともに作れず。特に前半のパフォーマンスは酷く、ダヴィド・ラウムのクロスをトーマス・ミュラーが頭で合わせた以外のシーンでゴールを脅かすシーンは一つもなかった。

 後半こそ4バックから3バックにシステムを変更して相手陣内に押し込む展開が増えたが、それでも無敗が続いていたフリック体制においてワーストの試合だったことは間違いない。

 なぜワールドカップを直前にして現監督における最悪のパフォーマンスに終わってしまったのだろうか。

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