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レバンドフスキがバルセロナで即フィットの理由。イブラとは違う。似ているのは…【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 本田千尋 photo by Getty Images

レバンドフスキがバルセロナでも得点を量産できる理由



 こうしてポーランド代表FWの超絶技巧で先制点を奪ったバルサは、途中、マジョルカに決定機を作られながらも1-0のスコアを維持し、インターナショナル・マッチ・ウィーク明けの初戦かつ直後にCLのインテル戦が控えるという難しい試合で見事勝ち点3をゲットした。

 それにしても、なぜ、レバンドフスキはバルサで得点を量産できているのだろうか。これでリーガでは6試合連続でゴールを決め続けている。

 その理由の1つとしては、周囲の選手の技術が高く、連係を早期に確立することができたことが考えられる。そもそもフットボールIQの高いバルサの選手たち。連係不足は時間が解決してくれることは予想がついたが、ポーランド代表FWの特徴を掴み、相互の連係を確立するのは、思いのほか時間を要さなかったようだ。

 そして何より考えられるのは、レバンドフスキが“純粋なセンターFWではなかった”ということだ。もともとバイエルンでプレーしていた頃から、ボックス内に陣取って勝負するだけのFWではなかったが、バルサに加入して以来、その機動性にさらに磨きがかかっている、といったところだろうか。

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