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黒歴史…日韓ワールドカップで起きた最悪の事件5選。史上最低の大会…荒れ試合に大誤審の数々

シリーズ:ワールドカップで起きた最悪の事件5選 text by 編集部 photo by Getty Images

韓国代表対イタリア代表


【写真:Getty Images】


開催日:2002年6月18日
試合結果:韓国 2-1 イタリア
得点者:ソル・ギヒョン、アン・ジョンファン(韓国).クリスティアン・ヴィエリ(イタリア)

 1930年より始まったサッカーの一大イベント、FIFAワールドカップ。その歴史において最低の試合と言われているのが、日韓ワールドカップ、ラウンド16の韓国代表対イタリア代表だ。もはや、サッカーというスポーツが成り立っていなかったと言わざるを得ない。

 この試合で笛を吹いたバイロン・モレノ主審は、とにかく韓国に有利な判定を下し続けた。白いユニフォームを身に纏った選手がアレッサンドロ・デル・ピエロに肘打ちしても、パオロ・マルディーニの頭部を思い切り蹴ってもお咎め一切なし。ジャンルカ・ザンブロッタへの危険なタックルには警告すら出さなかったが、フランチェスコ・トッティがボックス内で倒された際には不可解にもシミュレーションとして2枚目のイエローカードを提示して退場に追い込む。そしてダミアーノ・トンマージの決勝ゴールは取り消し…。韓国とモレノ主審は、もはややりたい放題の状態だった。

 結局イタリア代表は、延長戦でアン・ジョンファンに決勝ゴールを許し、ベスト16で姿を消すことに。それも当然、ホームの大歓声だけでなく、モレノ主審という“爆弾”によるジャッジの恩恵をこれでもかと受けた韓国イレブンに、果たしてどこが勝利できるというのだろうか。この一戦は、W杯という偉大な大会の歴史に泥を塗ったとして、未来永劫語り継がれていくだろう。

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