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悪い傾向…アーセナルは正念場。なぜ冨安健洋はロストを繰り返したのか?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第11節、リーズ対アーセナルが現地時間16日に行われ、0-1でアウェイチームが勝利している。同日に行われたリバプール対マンチェスター・シティでシティが敗れたため、2位と勝ち点4差で首位を独走するアーセナル。しかし、早くも正念場を迎えていると言っても過言ではないだろう。その理由とは?(文:安洋一郎)


ツイていたアーセナル


【写真:Getty Images】

 この試合のアーセナルはかなり“ツイていた”。というよりは、相手のミスに助けられた、の方がより正確な表現だろうか。

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 35分の先制点の場面ではリーズFWロドリゴの自陣でのサイドチェンジがブカヨ・サカの下へと渡り、マルティン・ウーデゴールとの連係でゴールネットを揺らした。

 ミスから先制点を献上したリーズにも追いつくチャンスは何度もあった。後半開始直後には投入されたばかりのパトリック・バンフォードがゴールネットを揺らすも、マークについていたガブリエウ・マガリャンイスをプッシングしたとしてゴールが取り消しに。正直この判定はかなり微妙なものだった。

 誤解して欲しくないため念のために明記するが、審判団が「アーセナル寄りの判定」だったと言いたいわけではない。アーセナルがツイていたのはこのシーンだけではなく、自分たちの力で手繰り寄せたものも含めて、流れは彼らのものだった。

 その筆頭が64分のシーンだろう。ウィリアン・サリバがペナルティエリア内でハンドを犯し、リーズにPKが与えられるも、バンフォードのシュートは枠へと飛ばず、リーズはまたしても決定機を逃したのだ。

 結果的にアーセナルはリーズに16本のシュート、4本の枠内シュートを放たれるも守護神アーロン・ラムズデールの大活躍もあって無失点に抑えて1-0の勝利を収めている。

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