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ベンゼマ受賞はフランス代表には不吉?バロンドールとワールドカップにまつわるジンクスとは

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



悲願のバロンドールを受賞したが…


 FWカリム・ベンゼマは悲願のバロンドール初受賞を果たしたが、フランス代表にとっては凶兆なのだろうか。バロンドールとワールドカップにまつわるジンクスにも注目が集まっている。


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 2022年度のバロンドールセレモニーは現地時間17日に開催され、事前に予想された通りベンゼマが受賞。レアル・マドリードでゴールを量産し、チャンピオンズリーグとラ・リーガの優勝に導いた活躍などが評価された。

 昨年5年ぶりのフランス代表復帰を果たしたベンゼマは、11月から開催されるカタールワールドカップにも出場することが見込まれる。だが、バロンドールを獲得した選手が直後のワールドカップで優勝したことは歴史上一度もない。英紙『ミラー』などが指摘している。

 バロンドールを受賞する選手は多くの場合強豪国の代表チームの中心選手であり、優勝候補の一角としてワールドカップに臨む場合が多い。だがいずれの選手も直後のワールドカップでチームを世界一に導くことはできていない。

 1973年受賞者のヨハン・クライフ氏を擁したオランダ代表は翌年のワールドカップで準優勝。ミシェル・プラティニ氏は1983年から85年まで3年連続でバロンドールを受賞したが、1986年ワールドカップでフランス代表は3位に終わった。

 1993年受賞者のロベルト・バッジョ氏(イタリア)、1997年受賞者のロナウド氏(ブラジル)も翌年のワールドカップでは決勝で涙を呑んだ。その後はマイケル・オーウェン氏(イングランド)、ロナウジーニョ氏(ブラジル)、リオネル・メッシ(アルゼンチン)がいずれも8強敗退に終わっている。

 直近2大会はポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドがバロンドール受賞者としてワールドカップに臨んだが、いずれも早期敗退。近年はバロンドーラーを擁するチームが4強以上に勝ち残ることすらできていないが、ベンゼマとフランス代表はそのジンクスを覆すことができるだろうか。

【了】

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