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そんなことしている場合か? ワールドカップで起きた内紛5選。練習ボイコットに衝撃の解任劇も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ガーナ代表


【写真:Getty Images】


大会:ブラジルワールドカップ
成績:グループリーグ敗退

 ガーナ代表は2006年のドイツ大会でワールドカップ初出場。アフリカ唯一のベスト16進出を果たすと、2010年の南アフリカ大会ではベスト8。徐々に成績を上げていたため、3大会連続出場となった2014年のブラジル大会でも期待は大きかったが、大一番を前にチーム内で事件が起こってしまった。

 同大会でのガーナ代表は、グループリーグ初戦のアメリカ合衆国代表戦で敗戦すると、続くドイツ代表戦は引き分け。最終節のポルトガル代表戦に勝利すれば、アメリカ合衆国代表の結果次第で決勝トーナメントに進出することが出来た。

 だが、ポルトガル代表戦を前にケヴィン=プリンス・ボアテングは監督と衝突。ボアテングはドイツ紙「SportBild」に対して、「トレーニング中にサリー・ムンタリと冗談を言って笑っていただけ」と話したようだが、これをよく思わなかった監督が2人の会話を止め、ロッカールームに帰らせた。その後、納得がいかない同選手はトレーニング後に監督に詰め寄ると暴言を吐き、追放処分になってしまった。

 さらに、ガーナサッカー協会から支払われるはずの金銭を巡ってムンタリが役員と衝突。その際に暴力を振るってしまい、ボアテング同様に追放処分となった。これにより大事な一戦で主力2選手を欠いたガーナ代表は、1-2で敗戦。前2大会では好成績を収めていたが、同大会では1勝も挙げることが出来ずにグループリーグ敗退となった。

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