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そんなことしている場合か? ワールドカップで起きた内紛5選。練習ボイコットに衝撃の解任劇も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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まもなくFIFAワールドカップ カタール2022が開催される。4年に1度のサッカーの祭典では何が起こるかわからない。チーム一丸となって戦わなくては勝利できないが、大会中に仲間割れをしてしまうチームも少なくない。今回は、W杯期間中に内紛が起こってしまった代表チーム5選を紹介する。


フランス代表


【写真:Getty Images】

大会:南アフリカワールドカップ
成績:グループリーグ敗退


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 2006年に行われたドイツワールドカップでフランス代表は決勝戦まで進出。優勝まであと一歩に迫った。4年後に行われた南アフリカワールドカップではリベンジを期待されていたが、ジネディーヌ・ジダンが去ったチームに以前の強さを見られず。それどころか、大会中にチームが崩壊してしまった。

 発端となった事件は、グループリーグ第2戦のメキシコ代表戦で起きた。2010年6月17日に行われた同試合のハーフタイム中にニコラ・アネルカとレイモン・ドメネク監督が口論に。この際にアネルカが監督に対して暴言を吐いたため、2日後の19日に追放処分となってしまった。

 この追放処分に選手たちは満場一致で反対。翌日の公開練習中に当時主将を務めたパトリス・エヴラとフィットネスコーチの口論が勃発すると、同コーチが手に持っていたストップウォッチを投げ捨ててピッチを去り、選手たちはバスに戻り練習をボイコットする事態にまで発展した。
 
 22日にグループリーグ最終節の南アフリカ代表戦を残しているにも関わらず、チームは完全に崩壊。勝利すれば決勝トーナメント進出の可能性もあったが、それどころではないフランス代表は1-2で敗戦し、未勝利で同大会を去ることになってしまった。

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