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W杯は大丈夫? サッカー日本代表、負傷者5人の現状。最も深刻な状況にあるのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:遠藤航(えんどう・わたる)


【写真:Getty Images】


生年月日:1993年2月9日(29歳)
所属クラブ:シュツットガルト(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:14試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:43試合出場/2得点2アシスト

 最悪の結果を覚悟しなければならないかもしれない。

 日本代表の絶対的MFである遠藤航は、現地8日に行われたブンデスリーガ第14節、ヘルタ・ベルリン戦でアクシデントに見舞われた。77分、ボールを弾こうとした遠藤の後頭部に相手選手の頭が激しく衝突。遠藤はその場に倒れ込み、プレー続行が不可能となった。試合後、スヴェン・ミスリンタットSDは遠藤が一時的に「気を失っていた」と言及。またマイケル・ウィマー監督は「重度の脳震盪の疑いがあると診断された」とコメントを残していた。

 足などではなく脳の問題ということで、深刻さは増す。日本サッカー協会(JFA)の公式サイトに記載されている「サッカーにおける脳振盪に対する指針」では「脳震盪と診断あるいは疑われた場合はすぐに練習復帰せず、段階的プログラムを組んで復帰をする」とされており、試合出場に向けては休息や医師の診断など6つのステージをクリアする必要がある。ただ各ステージには最低1日は費やさなければならず、これに基づけば遠藤は最低でも1週間は離脱、重度となればもちろんその期間はさらに伸びる。今後も様々な情報が出てくるはずだが、今は大事に至らぬことを願うばかりだ。


【了】

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