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【アルゼンチン代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

フォーメーション


【写真:Getty Images】



 ロシアワールドカップをベスト16で敗退したアルゼンチン代表は、同大会後にホルヘ・サンパオリ監督を解任。以降は暫定監督としてアシスタントコーチを務めていたリオネル・スカローニ氏が指揮を執ることになったが、同氏によってアルゼンチン代表は変貌を遂げた。

 サンパオリ政権下ではリオネル・メッシをトップ下に置いた4-2-3-1だったが、スカローニは4-4-2と4-3-3を併用。メッシに依存するのではなく、チーム全体で細かくパスを繋ぐポゼッションスタイルに戦術を変更した。

 すると、2018年9月に行われたグアテマラ代表戦から親善試合3連勝。同年10月に行われたブラジル代表戦は惜しくも敗れたが、この成績が評価されたスカローニは正式にアルゼンチン代表監督に就任している。

 攻守両面で高い組織力を見せ、ポゼッションとプレッシングでゲームを支配するアルゼンチン代表は、コパ・アメリカ2019の3位決定戦から公式戦35戦無敗。最高の状態でカタールワールドカップを迎えるこのチームは、間違いなく優勝候補の一角だ。

 フォーメーションはカタールW杯前の親善試合4試合でみせていた4-4-2が基本になるだろう。

 ゴールを守るのは守護神エミリアーノ・マルティネスだ。おそらく安定感抜群の同選手が全試合に出場するが、アクシデントが起きてもベンチにはフランコ・アルマーニ、ヘロニモ・ルジといったアルゼンチン屈指のGK達が控えている。

 センターバックでコンビを組むのは、おそらくニコラス・オタメンディとクリスティアン・ロメロの2人だろう。対人守備に長ける両選手は、2021年6月にロメロが代表デビューして以降、ほとんどの試合でコンビを組んでいる。だが、現在負傷中のロメロのコンディション次第では、リサンドロ・マルティネスがスタメンに名を連ねるだろう。

 右サイドバックはナウエル・モリーナとゴンサロ・モンティエル、左サイドバックはニコラス・タグリフィコとマルコス・アクーニャが選出されているが、両サイドともどちらが出ても遜色ない。だが、現時点では両サイドとも前者がファーストチョイスに近い。

 ボランチはレアンドロ・パレデス、ロドリゴ・デ・パウルが不動。この両脇は右にアンヘル・ディ・マリア、左にアレハンドロ・ゴメスという布陣が鉄板だ。

 リオネル・メッシやパウロ・ディバラなどスター選手が揃う最前線は、メッシとラウタロ・マルティネスのコンビが濃厚だ。マンチェスター・シティで躍動するフリアン・アルバレスの活躍にも期待したいが、同選手はスーパーサブとして起用される可能性が高い。

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