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【フランス代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


リュカ・エルナンデス(背番号21)
生年月日:1996年2月14日(26歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:7試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:32試合出場/0得点5アシスト

 2019年にブンデスリーガ史上最高額の8000万ユーロ(約96億円)でバイエルンに加入した実力者。出足の速さを活かした対人守備や的確なカバーリングはもとより、ここ数年で安定感が大きく増した。CBと左SBのどちらにも対応できるポリバレント性も魅力で、2018年のW杯では左SBのレギュラーとして優勝に貢献している。負傷の影響で9月の代表メンバーには選ばれていなかったが、順調な回復を見せ11月に復帰を果たした。

ラファエル・ヴァラン(背番号4)
生年月日:1993年4月25日(29歳)
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:87試合出場/5得点1アシスト

 レアル・マドリードで4度のCL優勝を経験し、2018年にはW杯を制するなどタイトルに愛された男。身体能力と技術を高次元で兼ね備えており、視聴者を驚かせる広大なカバー範囲を持つ。ビルドアップはシンプルにはたくなどそつがない。唯一の弱点は怪我の多さか。10月23日のチェルシー戦で太ももを負傷したが、順調にリハビリを進めておりW杯本戦には間に合う見込みだ。

アクセル・ディサシ(背番号3)
生年月日:1998年3月11日(24歳)
所属クラブ:モナコ
22/23リーグ戦成績:15試合出場/1得点3アシスト
代表通算成績:0試合出場/0得点0アシスト

 スタッド・ランスでブレイクし、その後に移籍したモナコでも最終ラインの柱として活躍するCB。身体能力が高く、積極的にボールホルダーとの距離を詰めて自由を与えない強気な守備スタイルを信条としている。ボールを持てば正確なフィードで攻撃の起点に。キンペンベの負傷の回復が遅れたため、代役として急遽W杯メンバーに招集された。

イブラヒマ・コナテ(背番号24)
生年月日:1999年5月25日(23歳)
所属クラブ:リヴァプール(イングランド)
22/23リーグ戦成績:2試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:2試合出場/0得点0アシスト

 ライプツィヒで注目され、2021年夏にリヴァプールに加入。負傷の多さゆえに試合出場数は伸びなかったが、ピッチに立てば素晴らしいプレーを披露した。身体能力が高く、屈強なFWを相手にしても遅れを取ることは稀だ。また判断に課題はあるものの足元の技術は良いものを持っており、ビルドアップ面にも伸びしろがある。今季は怪我で殆どプレーできていないが、能力の高さを買われて本大会のメンバー入りを果たした。

ジュール・クンデ(背番号5)
生年月日:1998年11月12日(24歳)
所属クラブ:バルセロナ(スペイン)
22/23リーグ戦成績:7試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:12試合出場/0得点1アシスト

 本職はCBながら、SBも高水準でこなすユーティリティ性に加えて、もはや敵なしの対人守備、非常に高いビルドアップ能力と3拍子揃ったプレーヤー。複数のビッグクラブが獲得を狙う中でバルセロナに加入し、既に欠かせない存在になっている。10月30日のバレンシア戦でハムストリングに違和感を抱えて離脱していたが、W杯には間に合う見込みだ。

バンジャマン・パヴァール(背番号2)
生年月日:1996年3月28日(26歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:46試合出場/2得点3アシスト

 シュトゥットガルトで頭角を現し、2019年にバイエルンに加入。その後は右SBのレギュラーを掴み、2020年のCL優勝の立役者の一人になっている。対人守備の強さを持ち味としており、粘り強い対応でアタッカーを封殺する。ボレーシュートの上手さにも定評があり、ロシアW杯のアルゼンチン戦で決めたスーパーボレーは大会ベストゴールに選出された。今季のバイエルンでは右SBとCBを行ったり来たり。

ダヨ・ウパメカノ(背番号18)
生年月日:1998年10月27日(24歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:15試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:7試合出場/1得点0アシスト

 規格外のスピードとパワーを持っており、地上戦においては敵なしと言えるCB。所属するバイエルンでは身体能力に自信のあるアタッカーを幾度となく封じている。一方でボールの落下点を読むことを苦手としており、空中戦には若干の不安も。高精度のロングフィードも武器の一つ。代表のポジション争いではサリバにやや遅れを取っており、9月のデンマーク戦でもまずまずのパフォーマンスに終わる。

ウィリアム・サリバ(背番号17)
生年月日:2001年3月24日(21歳)
所属クラブ:アーセナル(イングランド)
22/23リーグ戦成績:14試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:7試合出場/0得点0アシスト

 ニース、マルセイユへのレンタルを経て今夏アーセナルに帰還すると、開幕からハイパフォーマンスを披露。プレミアリーグ屈指のCBとの評価を勝ち取った。スタンディングタックルが非常に上手く、対人守備は敵なしの強さを誇る。テクニックにも優れており、ロングフィードと持ち上がりの両方でビルドアップでも貢献する。今年の3月に代表デビューを飾るとすぐさまデシャンの信頼を勝ち取り、レギュラー候補に浮上している。

テオ・エルナンデス(背番号22)
生年月日:1997年10月6日(25歳)
所属クラブ:ミラン(イタリア)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/2得点2アシスト
代表通算成績:9試合出場/1得点4アシスト

 爆発的な加速力と破壊力抜群の左足を持ち、積極果敢な攻撃参加で相手の守備ブロックを崩壊させる超攻撃的SB。自身の背後のスペースを使われてピンチを招くことはあるが、対人守備はかなり強く、守備でも貢献可能。兄のリュカもメンバーに選ばれており、兄弟でW杯を戦うという自身の夢を叶えた。

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