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日本代表 1年前

もう最高! サッカー日本代表、カタールワールドカップ大躍進の立役者5人。歴史を作った男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:三笘薫(ブライトン/背番号9)


【写真:Getty Images】


生年月日:1997年5月20日
代表通算成績:12試合5得点3アシスト
今大会成績:3試合0得点1アシスト

 カタールワールドカップで印象的な活躍を披露している選手は何人もいる。三笘薫はその中に名を連ねていると言っていいだろう。グループリーグの合計出場時間は3試合で105分間と決して多くないものの、そのパフォーマンスはチームの誰よりも輝いている。

 ドイツ代表戦では57分から出場すると、75分に左サイドから仕掛けて南野拓実を活かし、堂安律の同点ゴールに絡んだ。続くコスタリカ代表戦はチームとして残念な結果に終わったが、三笘は攻撃が停滞している中、切れ味鋭いドリブルから単独でビッグチャンスを創出。唯一と言っていいほど、得点への可能性を感じさせた。

 圧巻だったのはスペイン代表戦だ。後半頭からピッチに立つと、51分にゴールラインぎりぎりでボールを残し、田中碧の逆転弾をお膳立て。そして70分には、世界最高峰の右サイドバックであるダニエル・カルバハルを一気にぶち抜き、浅野拓磨の決定機を作り出した。さらに三笘は攻撃面だけでなく、積極的なプレスで相手の自由を奪うなど守備面でも大きく貢献。3試合すべて、最高のジョーカーであることを証明する結果となった。

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