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ガッカリ…。カタールW杯、ワーストイレブン。サッカー日本代表MFやあのスーパースターも選出

シリーズ:カタールW杯ワーストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ホルヘ・サンチェス(メキシコ代表/アヤックス)
生年月日:1997年12月10日
代表通算成績:28試合1得点0アシスト
カタールW杯成績:2試合0得点0アシスト

 メキシコ代表はグループリーグを1勝1分1敗で終え、44年ぶりに決勝トーナメント進出を逃すことになった。そんな同チームにおいて批判の的となっているのが、このアヤックス所属のDFである。ポーランド代表戦とサウジアラビア代表戦で先発出場を果たすも、内容はかなり厳しいものだった。

 攻撃にうまく関わることができず、肝心の守備も軟弱だった。スペイン紙『マルカ』は「右サイドバックのポジションはヘラルド・マルティーノ監督の大きな弱点の1つであり、サンチェスのパフォーマンスは酷評されている」と評している。データサイト『Sofa Score』による平均レーティングも「6.45」とかなり低かった。


【写真:Getty Images】

ニクラス・ジューレ(ドイツ代表/ドルトムント)
生年月日:1995年9月3日
代表通算成績:45試合1得点0アシスト
カタールW杯成績:3試合0得点0アシスト

 ドイツ代表はグループリーグで勝ち点4を奪うに留まり、2大会連続となるグループリーグ敗退の憂き目に遭ってしまった。とくに問題だったのが守備力で、3試合で実に5失点を喫している。そんな守備陣の中でとくにパフォーマンスを批判されているのが、この巨人センターバックである。

 日本代表戦では本職ではない右サイドバックで出場。終始不安定なプレーを見せ、後半にはラインを合わせられず浅野拓磨に逆転弾を許した。そして第3戦目のコスタリカ代表戦では、カバーの遅れと空中戦の競り負けで2失点に関与と散々な結果に。ラファエル・ファン・デル・ファールトからは「彼はワールドクラスではない。彼はドイツのハリー・マグワイアだ」と酷評された。


【写真:Getty Images】

ニコラ・ミレンコビッチ(セルビア代表/フィオレンティーナ)
生年月日:1997年10月12日
代表通算成績:41試合3得点1アシスト
カタールW杯成績:3試合0得点0アシスト

 かつて名古屋グランパスをJ1リーグ制覇に導いたドラガン・ストイコビッチ監督率いるセルビア代表は、タレントを揃えながら未勝利のまま大会を去った。不振の理由は守備の脆さ。グループリーグ3試合で喫した失点はコスタリカ代表に次いでワースト2位となる「8」と崩壊していた。

 軟弱な守備陣の中でも、ビッグクラブから注目を集めるこの男の出来はあまりに期待外れだった。3試合にフル出場してイエローカード2枚を貰い、チーム最多8回のファウルを記録。とくに悲惨だったのがカメルーン代表戦で、3-1とリードしていて完全に気を抜いていたか、1人だけ後ろに残ってオフサイドラインを下げてしまい、それが原因でチームは背後を突かれ2失点を喫し勝ち点2を落とした。


【写真:Getty Images】

リカルド・ロドリゲス(スイス代表/トリノ)
生年月日:1992年8月25日
代表通算成績:104試合9得点10アシスト
カタールW杯成績:4試合0得点0アシスト

 スイス代表のベテランレフティーは、カタールワールドカップの4試合でフル出場。これでW杯3大会連続となる全試合フルタイムプレーを達成と、鉄人ぶりを証明した。しかし、そのパフォーマンスはお世辞にも評価できるものではなかったと言わざるを得ない。

 守備の貢献度は高くなく、ラウンド16のポルトガル代表戦では失点にも絡んでしまった。また左足のキック精度に自信を持つ選手なのだが、ビルドアップの質はあまりに低く、データサイト『Sofa Score』によると、平均パス成功率は75.4%で100分以上プレーした選手の中ではチームワースト2位。ポゼッションロストは70回を数え、チームワーストを記録していたという。

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