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Jリーグ 1年前

苦悩と栄光は紙一重。日本の「ガラスの天才」10人。怪我に泣いた最高級の才能たち

シリーズ:ガラスの天才5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:大島僚太(川崎フロンターレ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1993年1月23日
日本代表:7試合0得点1アシスト

 大島僚太はJリーグを代表する「天才プレーヤー」の一人と見ていいだろう。静岡学園高校を卒業した2011年より川崎フロンターレの一員となっており、2016年には背番号10を継承。出場こそなかったが、2018年にはロシアワールドカップ日本代表メンバーにも選出され、大会後はJリーグベストイレブンも受賞している。サポーターからも人気のある存在だ。

 しかし、そんな大島にも決定的な弱点がある。それが“負傷離脱の多さ”だ。とにかく細かい怪我を頻繁に繰り返してきており、なかなか継続して出場機会を確保することができていない。事実、大島はこれまで1シーズンでJ1リーグ30試合以上に出場したことが一度もない。直近2シーズンに限って言えば、リーグ戦出場はわずか18試合に留まっている。

 また、怪我の多さが影響し、日本代表の常連メンバーにもなることができていない。類稀なパスセンスと非凡なテクニックを兼ね備えるなど能力はピカイチなだけに、やや勿体ないキャリアとなっていることは否めないだろう。ただ、川崎Fの10番はまだ29歳。その輝きをピッチで放ち続けることを期待する者は少なくない。

【了】

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