フットボールチャンネル

悪夢の大転落…。どん底に沈む名門クラブ5選。最悪の勝ち点はく奪、あの最強クラブも限界?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

リバプール(イングランド)


【写真:Getty Images】


リーグ順位:9位
今季リーグ成績:8勝5分6敗

 数シーズン前までは負けることも“稀”だった最強のチームだったリバプールだが、今季はリーグ戦だけで既に6敗を喫している。

この低迷はスカッドに問題があるだろう。圧倒的な強さでプレミアリーグを制した2019/20シーズンは、GKから最前線までどのポジションも穴がなかった。当初のスカッドと現在のスカッドを比較すると大きな違いはサディオ・マネとジョルジニオ・ワイナルドゥムがいるかどうかだ。

 献身的に前線から守備を行うマネがいた時と今では最前線からの守備強度に大きな差があり、先日行われたブライトン戦のようにプレスが全くハマらず簡単に突破を許すことも多い。また、“黒子”として100点満点を常に叩き出せるワイナルドゥムの不在の影響も大きく、献身的で守備強度も高い彼の後釜を獲得しなかったことが大きく響いている。フィルジル・ファン・ダイクもかつてほど圧倒的な存在感はなく、ハイラインの裏を簡単に取られて失点することもしばしば。その結果、今のスカッドで過去のサッカーをやることは不可能に近く、戦術的な見直しも必要だろう。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top