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悪夢の大転落…。どん底に沈む名門クラブ5選。最悪の勝ち点はく奪、あの最強クラブも限界?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

セビージャ(スペイン)


【写真:Getty Images】


リーグ順位:13位
今季リーグ成績:5勝6分8敗

 昨季ラ・リーガを4位でフィニッシュし、今季もUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場していたセビージャも苦しいシーズンを歩んでいる。現在は脱出しているが、長い期間ラ・リーガの降格圏に沈んでいた。

 これだけ苦しんだ要因は主力選手の放出だ。財政的な問題もあって一部の主力選手を売却せざるを得ない状況にあり、ラ・リーガ最強とも謳われたジエゴ・カルロスとジュール・クンデの両CBをアストン・ビラとバルセロナにそれぞれ売却した。

 彼らに代わる実力者を獲得することができればよかったのだが、タンギ・クアシとマルカンでは前任者と同レベルの守備強度を保つことができなかった。またエースのユセフ・エン=ネシリも絶不調に陥るなど得点力も低下し、競り負ける試合や勝ちきれない試合が多くなった。その結果、勝ち点をなかなか積み上げることはできず、下位に留まっている。それでもホルヘ・サンパオリ監督の下でチームは再建しつつあり、新加入のCBロイク・バデも即フィット。一時のどん底は脱した印象だ。


【了】

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