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大丈夫!? 欧州で大苦戦中の日本人選手5人。なかなか試合に絡めていない男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:南野拓実(みなみの・たくみ)


【写真:Getty Images】


生年月日:1995年1月16日
所属クラブ:モナコ(フランス)
22/23リーグ戦成績:10試合1得点4アシスト

 リバプール時代の輝きは完全に失われている。モナコにおける南野拓実の状況は、好転するどころか悪い方向に進む一方だ。

 加入当初こそ出番があったが、“戦術理解よりも個の力が求められるリーグ”といっても過言ではないフランスの地で、圧倒的な突破力などを持たない南野は、本来の持ち味を発揮することに苦労している。そうなると、当然のことながらゴールやアシストの数字も伸びていかない。気づけばベンチからのスタートが当たり前となってしまった。

 今はさらに厳しい立場に置かれている。2023年に入ってからリーグ戦の出場がなしと、フィリップ・クレメント監督からの信頼は決して厚くない。2月には攻撃における中心選手の1人であるケビン・フォラントが負傷離脱から戻ってくることが濃厚で、その影響によりますますピッチに立つ可能性が低くなる恐れもある。移籍の難しさを体感するようなシーズンになっていると言えそうだ。

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