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アヤックスが育てた最高傑作5人(2)まさかのバロンドール落選。最高のキックを操る名手

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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エールディヴィジを最多36回制覇、 KNVBカップ(国内カップ)も最多20回制覇するなど、アヤックスはオランダ最強の地位を確立している。こうした長い歴史においてアカデミー出身の選手がクラブに与えた影響は大きく、これまでにも多くの生え抜き選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍していた選手の中から厳選したアカデミー出身の最高傑作を紹介する。(在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考。出場成績は2023年2月21日時点)。


MF:ヴェスレイ・スナイデル(元オランダ代表)

0223-スナイデル
【写真:Getty Images】

生年月日:1984月6月9日
在籍期間:2003年1月~2007年8月
通算成績:180試合58得点47アシスト


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 21世紀以降に在籍したアヤックスの最高傑作と聞けば、ヴェスレイ・スナイデルを思い浮かべる人も多いだろう。7歳の時にアヤックスの下部組織に加入すると、すぐに才能が開花。2002年にトップチームデビューを飾り、02/03シーズン後半にはスタメンに定着している。

 スナイデルは、卓越したボールコントロールと極上のパスセンスで試合を支配。両足とも遜色なく扱い、どんなタイミングや場所からでもチャンスを演出した。さらにシュートも強烈だ。FKではあらゆる球種を操り、精度は異常なほど高い。世界でも指折りのキックの名手だ。

 2010年にはオランダ代表として南アフリカワールドカップ準優勝を経験し、インテルではイタリア史上初の3冠を達成した。凄まじいほどの功績を上げたが、同年のバロンドールではジャーナリスト投票でアンドレス・イニエスタやシャビ・エルナンデスを抑えて1位の得票率を獲得したが、全体では4位に終わり、リオネル・メッシに譲る結果に。これについては各所から疑問が呈される事態となった。

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【了】

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