11位：菅原由勢（AZ／オランダ）

生年月日：2000年6月28日（22歳）
市場価値アップ額：300万ユーロ（約4.2億円）
現在の市場価値：600万ユーロ（約8.4億円）
22/23リーグ戦成績：24試合3得点6アシスト

　10代で欧州に飛び出した菅原由勢は、今やオランダでも有数のサイドバックへと成長した。3月には日本代表としても2試合に出場し、さらなる活躍が期待されている。攻撃的なスタイルを自らのものにして日進月歩に成長を遂げている。

　2019年の夏、菅原は19歳で名古屋グランパスからオランダ1部のAZアルクマールに移籍した。加入初年度から徐々に出場機会を増やしていき、一昨季の中盤以降は主力として活躍を続ける。本職は右サイドバックだが、攻撃性能の高さを評価されて右ウイングでプレーすることもある。攻撃では基本的なボールプレーの巧さや、スピードを活かした突破が魅力で、守備では一対一の強さに定評がある。毎年UEFAのコンペティションにも出場しており、国外のクラブとの対戦で貴重な経験を積んでいる。

　菅原の市場価値は、AZへの移籍直後の2019年9月から昨年7月までの3年間で200万ユーロ（約2.8億円）上昇と、比較的緩やかな変化に留まっていた。しかし、公式戦で4得点9アシストという目に見える結果を残す今季は開幕時点から300万ユーロ（約4.2億円）上昇しており、現在は600万ユーロ（約8.4億円）となっている。

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