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どこに行くべき? 三笘薫×プレミアリーグクラブ、相性ランキング1位。左WGのレギュラーが不在! CL出場権を狙える古豪

シリーズ:プレミア相性ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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三笘薫の快進撃が止まらない。先日プレミアリーグ1シーズンの日本人最多得点記録を更新するなど、一貫性を持って結果を出し続けている。こうした活躍を受けて三笘のステップアップの可能性も予想されるが、ブライトン以外のプレミアリーグのクラブでどこにフィットするのか。戦術的な特徴と現状の選手層を考慮してランキング形式で紹介する。


1位:ニューカッスル


【写真:Getty Images】


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監督:エディ・ハウ
基本フォーメーション:4-3-3

 現状の上位陣で三笘薫が最もスタメンに定着する可能性が高いのはニューカッスルだろう。エディ・ハウ二期目の今季、この古豪はカラバオ・カップで決勝に進出。惜しくも準優勝に終わったが、復活を印象づけた。現在プレミアリーグでも3位と勝ち点を積み重ねており、今後も順調に勝ち星を重ねた場合は来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場の可能性も十分にある。

 第一にニューカッスルは左WGが補強ポイントだ。現状このクラブにはジョエリントン、アラン・サン=マクシマン、アンソニー・ゴードン、ジェイコブ・マーフィー、ライアン・フレイザーという5人の左WGでプレー可能な選手がいる。これだけ見ると戦力が飽和しているように見えるかもしれないが、絶対的なレギュラー不在という状況が続いている。

 圧倒的なドリブル突破力の持ち主であるサン=マクシマンは、移籍の可能性がある上に決定力に欠ける。このフランス人FWは今季25本ものシュートを放ちながらもわずか1ゴール。これではCL出場を狙うクラブでレギュラーに定着することは難しい。またジョエリントンの左WG起用も現実的なオプションであるが、そうなれば中盤の選手層に問題が出てくる。

 そして大誤算だったのが今冬にエバートンから獲得したアンソニー・ゴードンだ。現時点で7試合0時点0アシストと全く結果を残せておらず、先日のブレントフォード戦では、後半開始からの途中出場ながら試合終了間際に交代を命じられた。その際に露骨に不満げな態度を取るなど今後の序列がどうなるかわからない事態だ。またゴードンの最大の武器は右足の速くて正確なクロスであり、左WGよりも右WGで起用した方が、持ち味が発揮される選手である。

 その他、マーフィーも本職が右WG。フレイザーはハウ監督との関係が破綻しており、今季限りでの退団が決定的という状況にある。この左WGのレギュラー不在に三笘はうってつけの存在となるだろう。また右サイドのキーラン・トリッピアーからの正確なクロスを逆サイドの左WGが合わせるという攻撃パターンにも合致する。問題はニューカッスルが高額な移籍金を支払うかどうかだ。仮にニューカッスルがCLに出場するとなれば、三笘にとって良い選択肢となるかもしれない。

【了】

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