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リバプール加入へ? 大型の逸材、ケフレン・テュラムとは何者か【プレースタイル分析コラム】

シリーズ:プレースタイル分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

リバプールはテュラムを獲得するべきか?



 一方でリバプール目線においても、テュラムの獲得はクラブにとって大きなプラス材料となると考えられる。

 英メディア『ミラー』によると、現在イングランドの名門はミッドフィルダーに契約上の問題を抱えている。というのも、長らくチームの中盤を支えてきたナビ・ケイタやアレックス・オックスレイド=チェンバレンを今夏の移籍市場においてフリーで失う可能性が高いからだ。またベテランのジェームズ・ミルナーやユベントスからローンで加入しているアルトゥールの契約も満了となるため、中盤の補強は急務である。

 さらにサッカージャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、リバプールはかねてより熱視線を送っていた神童ジュード・ベリンガムへの関心をなくしているようである。というのもイングランド代表MFの獲得には少なくとも1億3000万ポンド(約220億円)という高額な移籍金が必要だからだ。

 それに対しフランス人MFの移籍金は4000万ユーロ(約60億円)〜6000万ユーロ(約90億円)とされている。テュラムや彼のファンにとっては失礼な話だが、比較的安く獲得することのできるニースの逸材を狙うことは理にかなっているかもしれない。

 いずれにせよ高齢化が進むリバプールの中盤に新しい風を吹き込むことができるのはポジティブな要素に違いないだろう。またテュラムが見せている実力と才能も申し分ない。リバプールの中盤の補強候補には数々の選手が挙がっているためどうなるかは分からないが、今後の動向に注目したいところだ。

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【了】

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