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日本代表 11か月前

明暗分かれる? パリ五輪世代サッカー日本代表、海外組6人の現状。ゴール量産、ベンチ外続く…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:鈴木唯人

明暗分かれる? パリ五輪世代サッカー日本代表、海外組6人の現状(2)リーグデビューを飾ったアジャクシオ戦でゴールを決めた鈴木唯人
【写真:Getty Images】

所属クラブ:ストラスブール(フランス)
生年月日:2001年10月25日(21歳)
22/23リーグ戦成績:2試合1得点0アシスト

 鈴木唯人にとって2022年は大きな転機となる年だった。1月に行われたA代表の候補合宿に招集され、その経験を活かすかのように開幕2戦連続ゴールと気を吐いている。6月のAFC U-23アジアカップではU-23韓国代表戦の2得点を含む3得点の活躍で、その名をアジアに知らしめる格好となった。ただ、同大会で負った怪我の影響で後半戦はなかなか試合に絡むことができず、結果的に20試合3得点という数字に留まっている。

 今年1月28日、開幕に向けてプレシーズンを消化している段階でストラスブールへの期限付き移籍が発表された。翌月1日には早速ベンチメンバーに入ったが、デビューには2か月半を要した。ようやく回ってきた初出場のチャンスで、鈴木は細かいタッチで相手を次々とかわしてゴールを決めている。

 しかし、このゴールが鈴木の立場を変えることはなかった。その後に訪れた出場機会はリヨン戦の試合終盤で、10分にも満たないものだった。辛くも残留を決めたチームでほとんど出場機会を得られないまま、鈴木は欧州挑戦1年目のシーズンを終えようとしている。期限付き移籍期間は今季終了までのため、その去就には注目が集まる。

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