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日本代表 2年前

明暗分かれる? パリ五輪世代サッカー日本代表、海外組6人の現状。ゴール量産、ベンチ外続く…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 パリ五輪出場を目指すサッカーU-22日本代表は、10日にU-22イングランド代表、14日にU-22オランダ代表と対戦する。五輪まで約1年となり、今年9月と来年4月には五輪本大会出場を懸けた戦いも待ち受ける。そこで、今回はチームの主力を担うであろう海外組を6人ピックアップして、所属クラブでの活躍を振り返る。


MF:田中聡

明暗分かれる? パリ五輪世代サッカー日本代表、海外組6人の現状(1)2022年10月15日に行われたS.V. ズルテ・ワレヘム戦での田中聡
【写真:Getty Images】

所属クラブ:コルトレイク(ベルギー)
生年月日:2002年8月13日(20歳)
22/23リーグ戦成績:15試合0得点0アシスト


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 湘南ベルマーレで主力として活躍していた田中聡がベルギーに渡ったのは、20歳の誕生日を迎えたばかりの昨年8月だった。まだ高校3年生だった2020年にアカデミー時代の恩師でもある浮嶋敏監督に抜擢されてリーグ戦17試合に出場。足掛け3シーズンに渡り、湘南らしさを体現する存在としてチームを引っ張った。

 初の海外挑戦、開幕直前での加入にもかかわらず、田中はコルトレイクですぐさまレギュラーに定着している。しかし、10月に負傷し、ワールドカップによる中断期間に監督が解任されたこと重なり立場が一変する。中断明けは先発のチャンスがほとんどなく、後半戦17試合のうち8試合はベンチすらも入れなかった。

 パリ五輪世代の日本代表のボランチは激戦区で、昨年11月の欧州遠征で田中は招集されなかった。攻撃でも守備でも、ボールを持っていても、そうでなくとも躍動感を生み出すことのできる田中は、ベルギーで過ごした1年で酸いも甘いも経験した。その経験は今後、どのような形でキャリアに反映されるのだろうか。

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