フットボールチャンネル

海外サッカー 11か月前

まるで別人? なぜかスペイン代表で輝けなかった名手5人。居場所を築けなかった実力者たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アリツ・アドゥリス

アスレティック・ビルバオ在籍時のアドュリス
【写真:Getty Images】

生年月日:1981年2月11日
スペイン代表成績:13試合2ゴール0アシスト

 ラ・リーガで通算9回もシーズン2桁ゴールを記録したアリツ・アドゥリスもスペイン代表のキャリアに恵まれなかった。地元アスレティック・ビルバオでプロデビューを飾り、2008年夏にダニ・グイサが退団したマジョルカへ移籍。エースとして活躍し、2010年夏から所属したバレンシアでも多くのゴールを記録した。

 その後、2012年夏に古巣ビルバオに復帰するとそこから年齢を重ねるごとに得点を量産。2015/16シーズンにはラ・リーガで20ゴール、UEFAヨーロッパリーグ(EL)でも10ゴールを記録し、35歳にして公式戦36ゴールというキャリアハイの成績を収めている。そんなアドゥリスは、2019/20シーズン限りでの現役を引退を決断。引退を発表してから最初の試合となったバルセロナ戦では途中出場から、わずか2分で勝ち越し点となる強烈なボレーシュートを叩き込み勝利の立役者となった。

 アドゥリスは、2010年10月にフェルナンド・トーレスが負傷離脱したことに伴いスペイン代表デビューを飾った。しかし、ダビド・ビジャやトーレスらの壁は厚く長く代表から遠ざかったが、2016年3月に約6年ぶりに代表に復帰。この試合でスペイン代表初ゴールを決め、代表ラストゴールとなった2016年11月のマケドニア(現・北マケドニア)戦での得点は、スペイン代表最年長ゴール記録となっている。

【了】

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top