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プレミアリーグ 10か月前

救世主! リバプール歴代“大成功補強”ベストイレブン。大当たりだったのは…?

シリーズ:大成功補強ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

RSB:グレン・ジョンソン


【写真:Getty Images】


生年月日:1984年8月23日
在籍期間:09年夏~15年夏
移籍金:2050万ユーロ(約28.7億円)
クラブ通算成績:200試合9得点17アシスト

 攻撃参加が持ち味のグレン・ジョンソンは、ウェストハムやチェルシー、ポーツマスを経て09年夏にアンフィールドへとやって来た。

 すぐにスタメンに定着したことで、自身と入れ替わりで退団したアルバロ・アルベロアの穴を埋めると、2011/12シーズンのリーグカップ制覇に貢献。そして12年夏に監督に就任したブレンダン・ロジャーズのもとで重要な役割を担う。同監督とジョンソンはチェルシー時代にリザーブチームの監督とトップチームの選手として関わりがあり、リバプールでも師弟関係を築いた。

 絶大な信頼を得ており、本職の右SBだけでなく、試合によっては左SBでも起用された。ロジャーズ体制2年目の2013/14シーズンも怪我していた期間以外はスタメンに出続けて、最終盤まで優勝争いを繰り広げたチームの中心選手として活躍。最終的には公式戦200試合出場を達成するなど、6シーズンにわたってリバプールの右サイドを支えた。

LSB:アンドリュー・ロバートソン

【写真:Getty Images】

生年月日:1994年3月11日
在籍期間:17年夏~
移籍金:900万ユーロ(約12.6億円)
クラブ通算成績:267試合8得点63アシスト

 17年夏の加入当時、アンドリュー・ロバートソンがここまでの活躍をすると予想できた人は少なかったのではないだろうか。

 2016/17シーズンにハル・シティで公式戦39試合に出場したスコットランド代表DFは900万ユーロ(約12.6億円)でリバプールに引き抜かれた。2017/18シーズンの12月にスタメンに定着すると、現在に至るまで左SBのポジションを死守。右SBのトレント・アレクサンダー=アーノルドとともに超攻撃的SBとして活躍しており、プレミアリーグで二桁アシストを3度記録している。

 怪我が少ないのもロバートソンの長所で、1ヶ月以上の離脱を強いられたのは2022/23シーズンの1回のみ。タイトルが懸かった試合では全て先発出場しており、7つのタイトル獲得に大きく貢献している。そんな選手を900万ユーロ(約12.6億円)という比較的安い移籍金で獲得できたことは、リバプールの補強の上手さを象徴している。

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