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プレミアリーグ 10か月前

救世主! リバプール歴代“大成功補強”ベストイレブン。大当たりだったのは…?

シリーズ:大成功補強ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

DMF:シャビ・アロンソ


【写真:Getty Images】


生年月日:1981年11月25日
在籍期間:04年夏~09年夏
移籍金:1600万ユーロ(約22.4億円)
クラブ通算成績:210試合18得点20アシスト

 シャビ・アロンソはリバプールで素晴らしい時期を過ごした。

 レアル・ソシエダから加わったスペイン代表MFは、同郷のラファ・ベニテス監督の下で不動のアンカーに定着。狙ったところに通せる正確なパスを武器に中盤の底から配球し、セットプレーのキッカーとしても多くのゴールとアシストを記録した。

 加入初年度の2004/05シーズンは元日の試合で足首骨折の大怪我を負ったが、シーズン最終盤に復帰を果たすと、ミランとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝にも出場。一時3点のリードを奪われた中でも、60分に貴重な同点ゴールを決めてビッグイヤー獲得の立役者となった。また2006/07シーズンのニューカッスル戦では60m超のミドルシュートを決めるなど、印象的なプレーも披露。記憶にも記録にも残る選手となった。

CMF:ジョーダン・ヘンダーソン


【写真:Getty Images】

生年月日:1990年6月17日
在籍期間:11年夏~
移籍金:1800万ユーロ(約25.2億円)
クラブ通算成績:492試合33得点61アシスト

 スティーブン・ジェラード退団後からリバプールの主将を務めるジョーダン・ヘンダーソンは公式戦500試合出場が間近に迫っている。このことからも同選手の貢献度は計り知れない。

 11年夏にサンダーランドから加入したイングランドMFは、加入初年度からプレミアリーグで37試合に出場するなどすぐに主力に定着した。派手な武器こそないが、複数のポジションを堅実なプレーでこなし、ピッチ内外でチームリーダーとして存在感を発揮。リバプールの生え抜きの選手かと思わせる圧倒的なリーダーシップで、近年の躍進に大きく貢献してきた。

 本職が中盤のヘンダーソンだが、CBに怪我人が絶え間なく出てしまった2020/21シーズンはCBとして9試合に出場。チームのためなら慣れていないポジションもこなす責任感の強さを感じるエピソードと言えるだろう。

CMF:フィリペ・コウチーニョ


【写真:Getty Images】

生年月日:1992年6月12日
在籍期間:13年冬~18年冬
移籍金:1300万ユーロ(約18.2億円)
クラブ通算成績:201試合54得点45アシスト

 ブラジルの神童として期待されながらもインテルでくすぶっていたフィリペ・コウチーニョだったが、リバプールに加入するとその才能が開花した。

 細かいタッチやクイックネスなドリブルなどの高い技術力に加えて、ゴールの隅に吸い込まれるような強烈な右足でのシュートを武器に、ブレンダン・ロジャーズ体制で瞬く間に主力選手に定着した。ユルゲン・クロップ体制でも継続して結果を残し、2016/17シーズンはキャリア初の二桁ゴールを記録。続く2017/18シーズンは、前半戦だけでプレミアリーグ7ゴール、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では5ゴールと得点量産体勢に入った。

 この活躍から市場価値は急上昇し、18年冬にバルセロナへ1億3500万ユーロ(約189億円)という超高額な移籍金で移籍する。加入時と比較すると10倍以上の移籍金をチームに残し、リバプールはこの資金でフィルジル・ファン・ダイクとアリソンの両ワールドクラスを獲得。在籍時はもちろん、退団時もリバプールに大きく貢献したと言える。

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