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プレミアリーグ 10か月前

救世主! チェルシー歴代“大成功補強”ベストイレブン。大当たりだったのは…?

シリーズ:大成功補強ベストイレブン text by 編集部 photo by Getty Images

RWG:ジョー・コール(元イングランド代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1981年11月8日
在籍期間:2003年夏~2010年夏
移籍金:990万ユーロ(約13.9億円)
クラブ通算成績:281試合40得点44アシスト

 イングランドが誇る天才MFジョー・コールは、ウェストハムユースの先輩フランク・ランパードを追いかけて03年夏にチェルシーに加入した。

 当時のコールは21歳だったが、既にイングランド代表では主軸に定着しており、チェルシーでも背番号10を着用した。得意のドリブルを武器にサイドでも中央でも個人で局面を打開して、多くのチャンスを演出。チャンスメイクだけでなく、時には自らゴールを決めきり、プレミアリーグ優勝を果たした2005/06シーズンはリーグのベストイレブンにも選出された。

 ジョー・コールは在籍した7シーズンでプレミアリーグとFAカップをそれぞれ3度ずつ制覇するなど、2000年代のチェルシーの躍進を牽引する存在となった。ウェストハムが降格していたこともあるが、加入時の990万ユーロ(約13.9億円)という移籍金はバーゲン価格だったと言えるだろう。

CF:ディディエ・ドログバ(元コートジボワール代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1978年3月11日
在籍期間:2004年夏~2012年夏、2014年夏~2015年夏
移籍金:3850万ユーロ(約53.9億円)
クラブ通算成績:381試合164得点87アシスト

 2度のプレミアリーグ得点王に輝いたディディエ・ドログバは、チェルシー史上最高のストライカーと言っても過言ではない。通算164ゴールはフランク・ランパードに次ぐ、クラブ歴代2位の記録である。

 189cmという大柄なフィジカルとスピードを兼ね備えるストライカーで、抜群の身体能力と得点力を武器にゴールを量産した。5シーズンでリーグ戦二桁ゴールを達成しており、2009/10シーズンはキャリア最多となる29ゴールを決めて得点王を受賞している。

 また大一番での勝負強さも光り、2011/12シーズンのCL決勝では、1点ビハインドの状況で貴重な同点ゴールを決めてチームはPK戦の末に勝利。クラブ史上初のCL優勝の立役者となった。中国やガラタサライを経て2014年夏に復帰をした際には、主にスーパーサブとして仕事を果たした。

エデン・アザール(元ベルギー代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1991年1月7日
在籍期間:2012年夏~2019年夏
移籍金:3500万ユーロ(約49億円)
クラブ通算成績:352試合110得点92アシスト

 2010年代にチェルシーで活躍した選手で最高のプレイヤーはエデン・アザールかもしれない。身長は175cmとやや小柄だが、好調時はどんなDFでも止めることが難しい切れ味鋭いドリブルで常に相手ゴールを脅かす存在だった。

 プレミアリーグ優勝を成し遂げた2014/15シーズンは、14得点8アシストの大活躍でPFA年間最優秀選手賞など個人タイトルを総ナメした。在籍最終年となった2018/19シーズンは、プレミアリーグで16得点15アシストを記録。ゴール、アシスト共にチェルシーでの最多のスタッツとなっている。

 これだけの活躍を披露したアザールは、チェルシー史上最高額の1億1500万ユーロ(約161億円)の移籍金を残してレアル・マドリードへと去った。在籍していたときはもちろん、退団後もクラブの強化に大きく貢献した。

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