DF：ロイエル・ウォルターズ（U-19イングランド代表）

生年月日：2004年12月16日（18歳）
トップチーム通算成績：なし
市場価値：不明

　ミケル・アルテタ監督の下ではベン・ホワイトや冨安健洋が右サイドバックを務めているが、将来的に同ポジションで定位置を掴むのは、現在アーセナルU-21に在籍するロイエル・ウォルターズではないだろうか。

　同選手はトッテナムの下部組織で4年間プレーしたが、フットボールキャリアに迷いが生じたことで契約延長を断って退団した。その後、マンチェスター・ユナイテッドからスカウトされるも手続き上の問題により移籍は成立せず、2020年10月にアーセナルの下部組織に加入している。

　抜群の身体能力を誇るウォルターズは、チームがボールを保持している時は積極的に高い位置でポジションを取り、スピードとフィジカルを活かした力強いドリブルで縦へ突破してチャンスを演出する。守備能力も高く、センターバックでもプレーできる同選手は高い対人守備能力と鋭い読みを活かしたパスカットでピンチを防ぐなど、攻守両面で高い能力を備える逸材だ。

　昨季はUEFAヨーロッパリーグ（EL）・ラウンド16の1stレグや冨安が戦線離脱となったプレミアリーグ終盤戦でベンチ入りしている。昨季はトップチームで出場できなかったが、現在ドイツで行われているプレシーズンに帯同しているこの男がトップチームの一員としてピッチに立つ日はそう遠くはないだろう。