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海外サッカー 9か月前

圧倒的センス! ユベントス歴代最高の司令塔5人。クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:歴代最高の司令塔5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ミシェル・プラティニ(元フランス代表)

ユベントスで活躍したミシェル・プラティニ
【写真:Getty Images】


生年月日:1955年6月21日
ユベントス所属時期:1982年〜1987年
ユベントス通算成績:223試合104得点49アシスト

 ミシェル・プラティニは、ユベントスの歴史で最も重要なMFの一人だ。“将軍”と呼ばれた最強MFのキャリアのピークがユベントス時代である。

 1982年にフランスのサンテティエンヌからユベントスに移籍したプラティニは、すぐにイタリアで大活躍。1年目から3年連続でリーグ得点王に輝き、1982/83シーズンと85/86シーズンはセリエAで優勝。1985年のUEFAチャンピオンズカップ優勝とトヨタカップ優勝にも貢献し、自身は1983年から3年連続でバロンドールを受賞している。

 ユベントスで223試合に出場して104得点を決めた。完全に点取り屋のゴール数だが、ポジションは攻撃的なMFだった。広い視野で中盤から前線にパスをはたき、自らはスペースに駆け上がるスタイルで何度もゴールを決めている。体格に似合わず強力なヘディングもあり、クロスボールに力強く飛び込むことも多かった。最大の武器は右足の精度で、華麗なFKで観客を魅了し続けている。

 1985年のトヨタカップでの幻のゴールは語り草。胸トラップから右足のシュートフェイントで浮かせて左足のボレーシュートを完璧に突き刺したが、その前にオフサイドがあったとして得点は認められなかった。その後、プラティニがピッチに寝そべって抗議をしたシーンは、多くの人の記憶に残っているサッカーの歴史の名場面だ。

【了】

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