1位：ルベン・ディアス（マンチェスター・シティ／ポルトガル代表）

【写真：Getty Images】

生年月日：1997年5月14日
市場価値：8000万ユーロ（約112億円）
22/23リーグ戦成績：26試合0得点0アシスト

　1位は22/23シーズンに3冠を達成したマンチェスター・シティで、ディフェンスリーダーを務めるポルトガル代表のルベン・ディアスだ。

　20年夏にベンフィカからマンチェスター・シティに6800万ユーロ（約95億2000万円）で加入すると、移籍初年度からリーグ戦32試合にスタメン出場して同クラブのリーグ優勝に貢献。20/21シーズンのFWA年間最優秀選手賞とプレミアリーグ年間最優秀選手賞を受賞し、ディフェンスラインの要として大きな存在感を発揮したプレミアリーグ1年目となった。

　現代のCBに求められる能力を高水準で備えるルベン・ディアスだが、際立つのはビルドアップの上手さだ。マンチェスター・シティを率いるグアルディオラ監督は足元の上手い選手を好む傾向にあるが、ルベン・ディアスも最終ラインから縦パスを出せる器用さを持ち、時にはロングパスも操って攻撃にスイッチを入れる存在となっている。

　20年夏のマンチェスター・シティ加入時に5000万ユーロ（約70億円）だった市場価値は、現在は8000万ユーロ（約112億円）まで上昇し、世界で唯一110億円を超える市場価値を持つCBとなった。プレミアリーグ屈指のディフェンスリーダーとなったルベン・ディアスは、今後もマンチェスター・シティの黄金時代を担う重要な存在としてピッチに立つだろう。