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遠藤航には何が足りなかった? 消えた持ち味の守備とプレミアリーグの洗礼【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第3節、ニューカッスル対リバプールが現地時間27日に行われ、2-1でリバプールが勝利した。18日に加入した遠藤航は加入後初スタメンを飾った。しかし、“プレミアリーグの洗礼”を受ける形で終始苦戦。彼は何が足りずに苦戦をしたのだろうか。(文:安洋一郎)


遠藤航が移籍後初先発

【写真:Getty Images】

 リバプールほど逆境に強いチームは存在しないだろう。

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 ニューカッスル対リバプールの一戦は、6分にトレント・アレクサンダー=アーノルドが不用意なイエローカードを貰ったところから始まった。その直後のレイトタックルで危うく退場してもおかしくなかったイングランド代表DFは、25分にモハメド・サラーのバックパスの処理を誤って失点に関与。そして28分には守備の要であるフィルジル・ファン・ダイクが決定機阻止(DOGSO)の判定で一発退場となった。

 リバプールの自滅が続いたことで、この時点での大方の予想はニューカッスルの完勝だっただろう。しかし、前節も10人で勝利を収めたユルゲン・クロップ監督が率いるチームは諦めていなかった。GKのアリソンがビッグセーブでチームを救ったかと思えば、途中出場のダルウイィン・ヌニェスが82分、90+2分にゴールネットを揺らして大逆転勝利を飾ったのだ。

 チームが勝利を収めた一方で、58分にピッチを後にした遠藤航にとっては、かなり難しい試合となっている。

 正直に言って彼の存在感はほぼ無く、攻守に”物足りなさ”を感じた。遠藤には何が足りなかったのだろうか。

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